2016年3月26日 / 南武支線に小田栄駅開業


2016年3月26日のダイヤ改正に合わせて、南武支線の川崎新町〜浜川崎の間(川崎市川崎区小田3丁目)に、小田栄駅が開業しました。住所は小田3丁目11-3のようですが、駅の敷地は小田3丁目、小田栄1丁目、小田栄2丁目の境界線上にあるような感じです。

今回の新駅設置は、よくある「請願駅」とは異なり、2015年1月29日に締結が発表された、JR東日本と川崎市の「包括連携協定」の上での「戦略的新駅」としてだそうです。

新駅設置にあたっては、工期の短縮と費用の削減が重視されたそうで、上下線ホームの位置が離れていて跨線橋や地下通路が省略されたほか、券売機も省略、運賃計算も隣駅の川崎新町駅と同じ扱いにするなど、独特の仕様になっています。

◎開業までの動向
・2015/1/29 JR東日本と川崎市が、川崎新町〜浜川崎の間に「(仮称)小田栄新駅」を、
 2016年3月の開業を目指して検討すると発表。
・2015/8/5〜21 川崎市が、駅名について次の3案から周辺住民による投票を行う。
 「小田栄」「小田川崎」「小田弥栄(おだやさか)」
・2015/8/31 新駅の設置について、国土交通省より事業基本計画の認可。
・2015/9/24 投票の結果、駅名が「小田栄」に決定したと発表される。
・2015/10 小田栄駅の建設工事開始
・2016/2/26 工事中の小田栄駅ホームに停車する試運転が実施される。(記事)
・2016/3 南武支線205系が、小田栄駅開業に伴い一部リニューアル。(記事)
・2016/3/25 小田栄駅落成記念式典が行われ、
 近隣の小学生を乗せた団体臨時列車が運転される。(記事)
・2016/3/26 ダイヤ改正にあわせて開業。




浜川崎方面ホームの駅舎





尻手方面ホームの駅舎。 (拡大)





小田踏切は踏切上が交差点で、バス停もある珍しい形態の踏切でしたが、小田栄駅まで設置されました。 (拡大)





工期や設置費用の関係から、尻手方面ホームの方が東側(浜川崎側)にあります。尻手方面ホームから、浜川崎方面ホームを発車した浜川崎行を撮影。 (拡大)




工事中の様子



工事中の浜川崎方面ホームを通過する浜川崎行き。(2016.1) (拡大)





工事中の尻手方面ホームと川崎駅行きの臨港バス。(2016.1) (拡大)





駅前の道路も歩道等が整備されました。(2016.3) (拡大)



工事開始前の様子



左後ろの踏切が小田踏切です。この辺りに小田栄駅が設置されました。(2015.4) (拡大)



掲示物等



南武支線の車内の掲示物1。 (拡大)





南武支線の車内の掲示物2。 (拡大)





各駅の掲示物。 (拡大)



隣駅の駅名票の変遷

写真は浜川崎駅ですが、川崎新町駅も同様でした。



変更前。 (拡大)





新様式に変更されました。「川崎新町」はシールになっているので、下に小田栄と記載されていると思われます。 (拡大)





完成。 (拡大)




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