南武支線81H運用の短い一日(02年版)

南武支線には朝ラッシュ時のみの81H運用と終日運用の83H運用の2つの運用があります。 81H運用は中原電車区を出庫して南武線内回送を回送され、運用終了後は鶴見線内を回送されます。 また、川崎新町で時間調整のための長時間停車があります。 ここでは81H運用の一日を追って特集してみたいと思います。 なお、時間に関しては若干前後している可能性がありますのでご了承下さい。 各写真の撮影日は省略していますが全て02〜03年のもの。


6:48頃  武蔵中原発



発車待ち。なぜかこの回送は上りであるにも関わらず、下り中線の3番線より発車します。 ホームに入線してくるのは発車の10分ほど前。


7:00頃  尻手着、南武支線へ



武蔵中原−尻手間の各駅は回送のため全駅通過となりますが、前に南武線の普通電車が走っているため低速での回送となります。 なお、定期的に南武支線用の編成が南武線本線を走るのはこの回送のみ。 尻手では南武支線用編成の停車位置表示があり、1番線に一旦停車。この後川崎側の渡り線から南武支線に入ります。


7:04頃−7:57頃  川崎新町駅の側線で留置






尻手から川崎新町まで回送され、川崎新町ではホーム横の側線に1時間近く留置されます。 この間に3回 83H運用(702H,722H,744H)の浜川崎行きとの並びが見られます。


営業運転



7:57頃に浜川崎まで回送され営業運転に入ります。805H(尻手行)→814H(浜川崎行)→827H(尻手行)と 尻手−浜川崎間をわずか1往復半するのみで81H運用の営業運転は終了。 南武支線のうち旅客列車が使っている線路は川崎新町の前後のみが複線で、後は単線のため81H運用と83H運用は写真の様に 川崎新町で交換します。


8:38頃 尻手から川崎新町に回送 〜 8:42頃−8:53頃再び川崎新町側線で留置

尻手行827Hは尻手駅で乗客を降ろした後、川崎新町まで回送され再び川崎新町駅の側線で留置されます。 現在は10分程度の留置でこの時83H運用との並びは見られませんが、02年3月23日のダイヤ改正以前は20分程度の留置で 83H運用との並びも1回だけ見られました。


8:53頃  川崎新町から浜川崎の貨物ヤードへ回送



川崎新町を発車し、浜川崎駅ホーム反対側の線路を通って浜川崎の貨物ヤードまで回送されます。 写真は駅前の踏切からの撮影。無理なトリミングにより相当画質が悪くなっておりますが貨物ヤードのかなり奥に止まっているため。 


鶴見線内を回送(浜川崎−弁天橋)



貨物ヤードで10分ほど留置された後、折り返して鶴見線内を弁天橋まで回送されます。写真は浜川崎−武蔵白石間で撮影したもの。 途中駅では踏切等の関係で通過する駅と運転停車する駅があります。


9:17頃  弁天橋に到着






弁天橋では一旦停車してから鶴見線営業所に入ります。一番本線寄りの場所が定位置。 ここで一晩過ごした後、翌日は始発から終電までの83H運用に入ります。


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