2017年2月13日 / E233系トタ青670編成が南武線に転属、ナハN36編成となる |
豊田車両センター所属のE233系トタ青670編成(クハE233-70以下6連)が、E233系8500番台に改造され、南武線用のナハN36編成として中原電車区へ転属されました。3月15日の513Fより運用を開始しました。 青梅線は2015年3月のダイヤ改正で減便となっており、青梅線・五日市線用のE233系青編成は予備車に余裕が出ていました。 この編成の転属により、南武線はE233系で統一され、唯一残っていた209系ナハ53系は幕張車両センターに転属しサイクルトレイン「B.B.BASE」に改造されました。 行先のLED表示は従来通りシャッター速度1/125まで、運行番号のLED表示は同一仕様の新品に交換されたようですが従来と同じく1/60まで切れないタイプです。 車番は元の車番に8500を足した番号(クハE232は8000)になりました。外観は帯色と標記以外はドアボタンや連結器も含めて特に変更されず、車内客室もドア上モニターは8000番台と同じものに交換されましたが、照明や中央線カラーの座席もそのままとなっており、必要最低限の改造となっています。場合によっては再度の転属または豊田車両センターへ復帰の可能性も考慮したような印象を受けます。 ◎運用開始までの動向 ・2008/3/27 東急車輛で新造され、逗子から豊田車両センター(豊田)へ自走で回送 ・2016/11/21 豊田車両センター(豊田)から大宮総合車両センター(大宮)へ自走で入場回送 ・2017/2/10 転用改造を終え大宮総合車両センター構内で試運転 ・2017/2/23 大宮総合車両センター(大宮)から中原電車区(武蔵中原)へ自走で回送 ・2017/3/15 513Fより運用開始 ・書類上の改造・転属日 2017/2/10 ■編成 改造後(→川崎) TcE233-8570 ME233-8570 M'E232-8570 ME233-8770 M'E232-8770 T'cE232-8528 改造前(←東京) TcE233-70 ME233-70 M'E232-70 ME233-270 M'E232-270 T'cE232-528 |
2017年2月13日 /大宮総合車両センターから中原電車区へ出場回送 |
武蔵野線を経由での豊田折り返しか、山手貨物線を経由か注目されましたが、前者の経路で回送されました。 さいたま新都心付近を通過。 (拡大) 折り返しでいったん旧所属の豊田車両センターに入区していました。 (拡大) 中央線内を走行して武蔵中原へ向かいます。 (拡大) 中原電車区に到着。早速E233系0番台と並びました。 (拡大) |
運用開始まで |
運用開始までの間に試運転は行われませんでしたが、中原電車区内で乗務員向けに研修が行われている様子でした。(中原電車区 2017.3) (拡大) 先頭車は一部床下機器(移動禁止装置)が追加されています。(中原電車区 2017.3) (拡大) |
運用開始後 |
南武線をE233系で統一するという2017年1月26日付プレスリリースで示された運用開始予定通り、2017年3月15日から運用開始となりました。 連結器周りや運行番号表示、行先LED表示のサイズが違うなど細かい違いが目立ちます。(2017.3.15 南多摩) (拡大) 運用開始初日から快速運用にも入りました。(2017.3.15 登戸-武蔵小杉) (拡大) E233系8000番台との並び。(2017.3 宿河原) (拡大) ナハN36編成が2月13日に中原電車区に回送された時には、既に2月10日にナハ53編成は茅ヶ崎に疎開されていたため並ぶことはありませんでしたが、ナハ53編成が4月10日に中原電車区に回送されてから4月12日に幕張電車区に回送されるまでの間で新旧交代の並びが実現しました。(2017.4.12 中原電車区) (拡大) |
各車の拡大画像 |
6号車のクハE232-8528。写真だと分かりづらいですが、中間車も含めた編成全体の3色カラー帯の色味が、正面・先頭部から乗務員室扉の間の部分と、中央のロゴ入り部分を除いて、在来の8000番台と異なっているように見えます。また、色が薄くなっている屋根上や、ラジオアンテナ、ドアボタンも目立っています。 (拡大) 5号車のモハE232-8770 (拡大) 4号車のモハE233-8770 (拡大) 3号車のモハE232-8570 (拡大) 2号車のモハE233-8570 (拡大) 1号車のクハE233-8570 (拡大) |
転属前の青670編成 |
青梅線の立川行き。(2015.2.24 拝島-立川) (拡大) 諏訪湖花火大会の臨時にも使用されていました。(2016.8.15 上諏訪) (拡大) |