2014年2月26日 /
横浜線205系クラH26編成のうち6両が南武線に転属、ナハ17編成となる



E233系導入に伴い運用を離脱した鎌倉車両センター所属の横浜線用205系クラH26編成(クハ205-136以下8連)のうち、サハを除いた6両が大宮総合車両センターで改造され南武線に転属となりました。3月15日ダイヤ改正での増発に伴う増備だった模様です。

■編成 (←川崎)
Tc205-136 M205-367 M'204-367 M205-369 M'204-369 T'c204-136

◎運用開始までの動向
・2014/1/27 クラH26編成から横浜線で最終運用
・2014/1/29 クラH26編成からサハ2両を抜いた6両が鎌倉車両センター(大船)から茅ヶ崎運輸区(茅ヶ崎)に回送
・2014/2/3 クラH26編成からサハ2両を抜いた6両が茅ヶ崎運輸区(茅ヶ崎)から鎌倉車両センター(大船)に回送
・2014/2/4 クラH26編成のサハ2両が廃車解体のためEF64-1031の牽引で鎌倉車両センター(大船)から長野総合車両センター(長野)に回送
・2014/2/5 クラH26編成からサハ2両を抜いた6両が鎌倉車両センター(大船)から大宮総合車両センター(大宮)に入場回送
・2014/2/26 転用改造を終え大宮総合車両センター(大宮)から中原電車区(武蔵中原)へ出場回送
・2014/2/28 中原電車区で「17」の編成番号シールが貼付される
・2014/3/4 武蔵中原〜川崎〜立川〜武蔵中原で試運転
・2014/3/6 ダイヤ改正を待たずに620Fより運用開始


2014年2月26日 / 大宮総合車両センター出場



出場回送を待つ旧クラH26編成。(2014.2.26 大宮) (拡大)





南側の引き上げ線から11番線に入線します。(2014.2.26 大宮) (拡大)





11番線に停車中。(2014.2.26 大宮) (拡大)





クハ205前面のジャンパ栓ケーブルは付いたままになっています。(2014.2.26 大宮) (拡大)





中原電車区でナハ53編成と並びます。同時期に在籍したことはないですがどちらも元々は京浜東北線の車両です。(2014.2.26 中原電車区敷地外より) (拡大)



運用入りまでの様子

2月28日に転入に伴う整備が行われ、編成番号は205系大窓車のナハ16の続番となるナハ17になりました。編成番号表記は205系小窓車と同じシール式です。行先表示は横浜線在籍時と同じく、前面だけLEDで側面は幕です。なおナハ17の編成番号は2003年7月までは103系が使用していました。

3月4日午後には試運転が武蔵中原〜川崎〜立川〜武蔵中原で行われました。




先頭車の床下機器はATCの箱がそのまま残っており、ほかの大窓車とはかなり異なります。(2014.2.28 中原電車区敷地外より) (拡大)





P|B|Cの保安装置表記が見えます。(2014.2.28 中原電車区敷地外より) (拡大)





試運転表示のまま留置中。(2014.3.3 中原電車区敷地外より) (拡大)





試運転表示のまま留置中。(2014.3.3 中原電車区敷地外より) (拡大)



運用開始後

3月15日のダイヤ改正を待たずに3月6日の21Fから運用開始しました。




運用初日の21Fは朝ラッシュ時のみ、中原電車区出庫で中原電車区に入庫の運用でした。(2014.3.6 南多摩) (拡大)





平日日中の矢向駅側線で左からナハ46(205系1200番台)、ナハ16(205系大窓新製配置車)、ナハ17(205系大窓転用車)、ナハ41(205系小窓車)と、当時の南武線に在籍する205系4種類が並びました。なおダイヤ改正以降は矢向のこの場所には4本留置されなくなりました。(2014.3.11 矢向) (拡大)





外ホロはラインカラー無し、号車札は白地と、他の大窓車と比べて特徴的な形態です。(2014.3 矢向) (拡大)





3月15日ダイヤ改正で増えた67F運用に入るナハ17。(2014.3 矢野口) (拡大)





ダイヤ改正後は稲城長沼まで快速区間が延長されたため、下りの登戸〜稲城長沼でも快速表示となります。(2014.4 中野島) (拡大)





大窓車同士でもアンテナ位置や編成番号表記が違うほか、、帯色も貼り換えたばかりのナハ17の方が鮮やかなのでかなり印象が異なります。(2014.4 中原電車区敷地外より) (拡大)



横浜線在籍時代(クラH26編成)

横浜線での最終運用は2014年1月27日の47K(午前)だったようです。
1990年に京浜東北線に新製投入されたウラ5編成のうち6両に、新造車のサハ205-232を組み込んで1993年に横浜線に転用した編成で、横浜線でも特徴的な編成でした。

■編成 (←八王子)
Tc205-136 M205-367 M'204-367 T205-232 M205-369 M'204-369 T'204-126 T'c204-136




(2014.1 八王子みなみ野) (拡大)





(2014.1 成瀬〜長津田) (拡大)



2014年2月5日 / 大宮総合車両センター入場

サハ2両を抜いた6両編成で、2月5日に鎌倉車両センターから大宮車両センターに回送されました。
なお、サハ2両(サハ205-232とサハ204-126)は2月4日にEF64-1031の牽引で鎌倉車両センターから長野総合車両センターに配給され、廃車解体となりました。




横浜線色の6両編成で東北貨物線を走行。通常の大宮総合車両センターへの検査入場では、品川で折り返しを行いますが、今回は南武線の205系と向きをそろえるためか品川折り返しがないため、向きが逆になっています。(2014.3.6 浦和〜大宮) (拡大)





大宮駅に到着。(2014.3.6 大宮) (拡大)





入換機のDE10-1099に押されて奥に入って行きました。(2014.3.6 大宮) (拡大)



大宮総合車両センターで改造中の様子

転用改造に伴っての定期検査は行われていないようで、最終検査は重要部検査の24-10のようです。※札は付いておらず全般検査の表記は21-07のため状況から判断




床下機器は汚れたままですが、車輪は新しい物に交換されているようです。(2014.2.20 大宮) (拡大)





この時点ではまだ所属表記が「横クラ」のままでした。(2014.2.20 大宮) (拡大)




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