09.10月中旬 / 旧鶴見臨港鉄道の銚子電鉄デハ301が解体される(鶴見線)


旧鶴見臨港鉄道からの買収国電として最後まで残っていた銚子電鉄デハ301ですが、 留置されていた外川駅側線から笠上黒生駅側線に移動され、10月21日より数日かけて解体されたようです。 これにより、旧鶴見臨港鉄道の自社発注車両は車両は全て消滅しました。

晩年は営業運転には入らず、事業用車・物置として使用されていたようですが、 銚子電鉄では伊予鉄道より800形4両を購入予定となっており、留置場所確保のために解体されたものと思われます。 デハ301の解体に先がけ、笠上黒生駅側線に長らく放置されていたデハ101についても9月末に解体されています。


■銚子電鉄デハ301の略歴(参考資料はウィキペディア)
・1930年 旅客輸送開始に備え鶴見臨港鉄道モハ100形105として新潟鐵工所で新造
・1940年 モハ110形115に改番
・1943年 鶴見臨港鉄道が戦時買収され鉄道省鶴見線となる。改番はされずそのままの番号で引き継がれる
・1951年 銚子電気鉄道に売却され、デハ301となる
・2009年 解体



解体1ヶ月前の9月に外川駅側線で留置中の写真を掲載します。



銚子側より。屋根上には架線点検用という足場が設置されています。(09.9月中旬 外川)





外川側より。前面ヘッドマークと側面ロゴは他の車両では既に撤去されており、デハ301のみに残っていました。(09.9月中旬 外川)





遠景。(09.9月中旬 外川)



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