このため、3日の19時40分頃から終電までは矢野口〜府中本町間が運休となり、 川崎〜登戸間、登戸〜矢野口間、府中本町〜立川間のそれぞれの区間に分かれて運行される形になりました。 また、稲城長沼駅折り返し線については3日未明に切替工事が行われた関係で、 3日の朝夕時は折り返し線が使用できないために稲城長沼行きは全て武蔵溝ノ口、登戸、立川のいずれかに行先が変更となりました。
なお、今回は3日（工事1日目）の未明にも切替工事を行っていたため、前回までとは異なり4日（工事2日目）については始発から通常通りの運転となっています。
運行形態としては稲城長沼行きの武蔵溝ノ口、登戸、立川行きへの変更ですが、一部の運用番号が本来とは入れ替わる形になりました。
本来は稲城長沼始発の川崎行き702Fですが、宿河原出庫の溝の口始発となり運用番号は01Fとなっています。(09.10.3 宿河原)
本来は803Fの稲城長沼行きですが、運用番号が01Fで土休日の日中には存在しない武蔵溝ノ口行きに変更。(09.10.3 武蔵溝ノ口)
本来は稲城長沼行き739Fですが、立川行きで運用番号は03Fとなっています。4桁表示対応車ですが2桁表示です。(09.10.3 宿河原)
登戸駅では2・3番線の双方を利用して折り返しが可能なため、こちらはほぼ通常通りの本数を確保できていました。
普段は行われない3番線でも折り返しを実施。(09.10.3 登戸)
下り線を単線として利用し、ナハ47編成1本によるピストン輸送となりました。そのため運転間隔は30分ほどに伸びています。
下り線を逆走して登戸駅1番線に到着。今回上りは登戸行き表示です。(09.10.3 登戸)
下りが矢野口に向けて出発。前面は無表示、側面は白幕となっています。(09.10.3 登戸)
分倍河原〜矢野口の間で代行バスが運転されました。担当したバス事業者は京王バスと関東バスです。 バスは鉄道車両と比べ1両あたりの乗車人数が少ないため、相当数の台数が絶えず分倍河原〜矢野口間を往復するような状態になっておりました。 なお、年1度だけの運転にもかかわらずLED表示や自動放送等が整備されていました。
府中本町駅では代行バス利用者のために競馬場への臨時改札も通路として使用していました。(09.10.3 府中本町)
立川では通常通り8・9番線を使用しての折り返しですが、府中本町では折り返しが不可能なため、 府中本町より武蔵野南線に入線し梶ヶ谷または鶴見で折り返し府中本町に戻る形での運行になりました。 20〜30分程度の運転間隔になっていました。使用された編成はナハ5、14、36、52編成の4編成です。
府中本町は表示できないため白幕表示。運用番号はM表示。(09.10.3)
ナハ52編成は矢野口〜府中本町間が運休になる前に武蔵野南線に送り込まれ、府中本町始発の立川行き1本だけの運行となっていました。(09.10.3)
臨時 府中本町 のLED表示。(09.10.3)
前日に登戸〜矢野口間のピストン輸送に使用されたナハ47編成と、府中本町〜立川間で使用されたナハ52編成を用いて、 工事終了後の通常運行が行われる前に試運転が行われました。
工事が長引いた関係で始発が若干遅れたようですが、4日に無事運行再開となりました。 稲城長沼駅、南多摩駅は下りホームが仮ホームへ移転しています。また、稲城長沼駅東側にはダブルクロスポイントが設置されました。
稲城長沼折り返しの電車は2番線到着後に折り返し線に入り、1番線に折り返すのは従来と変わりません。 なお折り返し線兼留置線となる稲城長沼駅西側の中線は、切替前より相当短くなりましたがこれでも2編成が止められるようです。(09.10.4 稲城長沼)
川崎行きが折り返し線から1番線に入線。(09.10.4 稲城長沼)
府中本町〜立川の区間運転と試運転に使用されたナハ52編成の回送。(09.10.4 稲城長沼)
大幅な運休と所要時間増加になるため、南武線や周辺の駅構内、車内広告では多くの掲示が行われました。
(府中本町)
(府中本町)
(車内広告)