09.5.14 / 209-2201編成(→ナハ52編成)が東京総合車両センターを出場


京浜東北線から南武線への209系転用1本目となるクハ209-2201以下6連の編成(旧ウラ22編成のうちサハを除いた6両)が東京総合車両センターを出場し、中原電車区へ回送されました。 転用改造と併せて機器更新も施工され、0番台から2200番台に改番されています。


■編成 (←川崎)
Tc209-2201 M209-2201 M'208-2201 M209-2202 M'208-2202 T'c208-2201

Tc209-23 M209-45 M'208-45 M209-46 M'208-46 T'c208-23(改造前)


■転用改造〜運用開始に伴う回送等の日程
08.10.8 / 浦和電車区から東大宮操車場へ疎開回送
08.10.28 / 長野総合車両センターへ配給輸送
08.11.6〜7 / サハを抜いた6両が長野から桐生へ配給輸送され、下新田駅付近で疎開留置
09.1.26 / 東京総合車両センターへ転用改造・機器更新のため配給輸送
09.5.14 / 改造を終え中原電車区へ回送
09.6.1〜3 / 南武線及び東海道貨物線で試運転
09.6.12 / 運用開始


■改造の概要
・6両とも2200番台へ改番
・VVVF、SIVは交換
・行先表示は前面側面ともに3色LEDに交換
・運行番号表示もLEDに変更。一部の0番台で交換されている物と同じ表示機と思われます。種車は入場した時点ではマグサイン式でした。
・クハの前面下部に設置されていたホーム検知装置の撤去
・保安装置はATS-SnとATS-Pへ
・外幌は205系転用車などと同じく帯の無い物に交換
・屋根上のラジオ受信アンテナが白色から屋根と同じ灰色へ変更
・空調装置、パンタグラフ、前面スカート、前照灯は変更が無い模様
・車内はヒーターが交換された以外は特に変更が無い模様
・独特の笛のようなブレーキ排気音が無くなっている事から、ブレーキ関連機器が交換された模様


■備考
・南武線での編成番号は205系の連番となる「52」に
・全車とも東急車輛製


概ねE217系の機器更新に準じているようです。なお、帯の色が濃いように見えるのは在来車の帯が退色しているためと思われます。 また、205系の転用回送では号車札は従来のままで回送され中原電車区での整備となっていましたが、 209系ではシールのため出場の時点で正しく1〜6号車となっています。

なお、下十条で窓改造工事を施工された浦和電車区のクハ209は窓改造位置が他車と異なっているため、 中原電車区で窓の改造を行った南武線在来のクハ209とは開閉可能な側窓の位置が異なっています。




川崎新町駅2番線に入線。前面LEDは205系1200番台などと同じく3色カラー。





2両編成用のホームに大幅にはみ出して停車。





折り返し中原電車区へ。(川崎新町-八丁畷)





ウラ22の番号札が付いたままになっていますが、南武線での編成番号が何になるか注目されます。(川崎新町-八丁畷)





モハ209-2202。VVVFは交換されましたが、クーラーやパンタグラフに変更は無いようです。(川崎新町)





モハ208-2202。SIVも交換されています。(川崎新町)





クハ208-2201。ホーム検知装置は撤去されています。(川崎新町)





今までの転属車はすぐに新しい編成番号が付けられていましたが、今回はしばらく浦和電車区の「22」が付いたままでした。(09.5.19 / 中原電車区敷地外より)





19日午後〜20日に205-1206編成の続番となる「52」の編成番号札が付けられました。(09.5.24 / 中原電車区敷地外より)





ウラ22編成の長野総合車両センターへの配給輸送。ここからサハを抜いた6両がナハ52編成となりました。(08.10.28 / 八王子)





従来通りのクーラーとパンタグラフ。屋根は全車とも塗り直されています。 ラジオ受信アンテナが灰色になっていますがマスキングせずに一緒に塗られたんでしょうか。(09.06)




貼り直した後がよく分かる車番。(09.06)



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