車両運用について


車両運用の基礎知識

趣味的な見地からの解説ですので、必ずしも正しい解説ではないことはご了承下さい。(2014年4月更新)


■南武本線
南武線に限った話ではありませんが、全ての列車には便宜上の目的から列車番号というものがあります。

例えば南武線では1049F、1536Fのような列車番号がありますが、 これの意味を簡単に説明すると、上2ケタが始発駅での発車時刻の上2ケタであり、下2ケタが「運用番号」で偶数 (運用番号から1を引いた数) なら上り、 奇数 (運用番号そのまま) なら下りとなっています。従って、例えば1254Fなら12時台に始発駅(立川)を発車する57F運用の上り列車だということです。

この「運用番号」はその編成の一日の予定のようなもので、基本的に一日を通して変わりません (午前中原入庫で午後中原出庫の場合に運用が変わったり、車輌交換となることもありますが)。 例えば平日35F運用なら434Fで矢向より出庫し435F→534F→(以下略)と運行されていくというように、一日の予定が全て決まっています。 従って、どの運用に入っているかさえ分かればその編成が「何処に何時に来るか」が分かるということです。

運用番号は一般的に「11F運用」とか単に「37F」というように表され、現在南武線には01F〜63Fの32運用 (平日) があります。 南武線を含め首都圏各線の回送を除く全列車の列車番号と時間は、 一般の書店でも販売されている東京時刻表など、全列車掲載タイプの時刻表に掲載されていますので、これを活用するのが一般的です。


■南武支線
南武支線の運用には01H運用と03H運用の2運用があり、列車番号については距離が短い関係から803H、813Hのように十の位も加算される形となっています。
例えば平日903Hで運行されていた編成はその後902H→913H→912H→923H→(以下略)と運行されていくというような形になります。


 
左 / 正面左上にある数字+アルファベットが運用番号。(本線・支線共通)
右 / 支線の205系1000番台は列車番号を表示。 本線の1200番台は従来通り運用番号を表示しています。


運用ローテーションについて

■南武本線
中原電車区以外に夜間留置される編成は、基本的に翌日は一定の運用に入ります。また、中原電車区(武蔵中原)留置の編成でも一部の運用については翌日の運用に規則性が見られます。また、何らかの都合で運用ローテーション通りにならない場合も多々あります。

ちなみに電車区の方では交番検査などの関係から、約1ヶ月ほどは前もって運用を計画しているようです。


■南武支線
平日休日関わらず、基本的に01H→03H→予備→01H (以下略) という運用ローテーションになっています。
検査などの都合で連続して予備となる場合や、まれに車両交換はありますが、 01Hは中原出庫の弁天橋入庫、03Hは弁天橋出庫の中原入庫となっているため、01Hの翌日が03Hというローテーションはほぼ確実です。




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