車輌紹介 205系1000番台




写真 : 浜1   03.2.22 武蔵中原

2002年3月にようやく登場した南武支線101系の後継車。 101系以降の通勤電車では無改造で2輌編成を組める車輌が無く(南武支線に専用の新車を入れるということはありえないので)、 その為に後継車の導入が遅れていましたが、結局中間モハを先頭車化改造した上での205系導入となりました。

番台区分は従来の先頭車と区別する意味で1000番台に。 西の205系1000番代とは重複しているようでいて、西はクハ・モハのみ、東はクモハのみと、車番自体の重複は無し。 中間のモハユニットの両端に運転台を付ける形での改造となり、205系では初のオールM編成。 本来は1M1Tが基本の205系のオールM編成ということで、加速度は101系をさらに上回っているはずですが、 101系と比べて加減速ともに滑らかなために体感的にはあまり感じられません。

新設された先頭部は従来の205系とは全く異なり、運転台は209系以降のようなワンハンドル。 外観についてもE231系近郊型のようなHIDランプを採用し、従来の205系と同形式に見えないような現代的なデザインになっています。
そしてどういう訳か、同時期に登場した小田急3000形とはデザインが酷似。

中原電車区に配属された後も営業運転開始までに長い期間が掛かっていたほか(実際、当初は5月中に運転開始の予定だったとの噂も)、 営業運転開始後も数日間運用から外れたり、臨時入場したりするなどしていたため、 当初は何らかの不具合があったのではということが噂されていました。

現在は2連×3本の計6輌が在籍していますが、1001・1002編成は元三鷹区の大窓車、1003編成は元山手区の小窓車と仕様の違いが見られます。



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